週末、名古屋で開催されるクリエイターズマーケットへボードゲーム出展してきました。
クリエイターズマーケットはデザインフェスタ同様、主にハンドメイド系のイベントであり、
ボードゲームはちょっとアウェーな戦場ではあるのですが、
threeはデザインにこだわった作品でもありますし、興味を示してくれる方もいるんじゃないかと思い、参戦してまいりました。
今日は名古屋クリエイターズマーケットへ遠征してきた感想をお話ししたいと思います。
名古屋クリエイターズマーケットとは
名古屋駅からあおなみ線に揺られて30分ほどのところにある、ポートメッセなごやで開かれるイベントです。
(あおなみ線の「ささしまライブ駅」を通るたびに、沖縄のバンドBEGINが頭をよぎっちゃうのは僕だけですかね。島LIVEって変換しちゃう感。)
会場は東京ビッグサイトほどではないものの、かなり広く、来場者も2万人近く訪れる大型イベントです。
2000ブースほど出展しており、今回のイベントでは片手で数えられるほどのボードゲームブース様が出展されておりました。
知ってもらうのが最大の目的
やはりハンドメイド系のアクセサリーや雑貨などをお買い求めのお客様が多いので、
「へぇ。ゲーム?みたいなのを売っている人もいるんだぁ」くらいの認識かなぁという印象です。
そんな中でも、threeのちょっとシンプルなデザインに何かしら意図や興味を感じ、お話を聞いていただけたお客様には感謝です。
私たちHot Dogが活動する理由は、threeという作品を販売することが最大の目的ではなく、
・突き刺す新しい3すくみデザイン
・あいこ時に利を求めた方がペナルティというメカニクス(1 > 2 > 3)
この2つの新しさを伝えることが最大の目的ですので、
1人1人購入に至らなくても、新しさを感じ、私たちの考える機能美が伝わればそれでOKとしています。
実際、お話しさせていただいた99%の方には「なるほど!おもしろい!」という言葉をかけていただけました。
後述しますが、購入しない = つまらない、という意見ではないなと承知していますので、伝わることが最大のゴールとしています。
成功?
とはいえ、活動をしていく資源を稼ぐ売上も重要なわけです。
今回、イベント出展費用だけではなく、名古屋への遠征費用もかかっているため、費用がかさんではいるのですが、
幸い、費用 = 売上がトントンくらいで落ち着いてくれました。
トントンじゃダメだろと思われるかもしれませんが、私たちの最大の目的は知ってもらうことですので、
そもそも利益を残すことを考えていません。
収益は次の機会に全て投資して参ります。
ご購入いただいた方には、次の活動の機会を与えてくれたことに本当に感謝いたします。
また、2名の撮影スタッフの方からブース写真も撮っていただけました。
「ブースからやりたいことが伝わってきました」というお言葉をいただけたのも、嬉しいお言葉です。

必要のない方へどう伝えるか
言い方が難しいですが、大きな利を得られなかったのは、
クリエイターズマーケットの来場者のお客様がターゲットとしてチグハグだったというのがあります。
これは元々予期はしていたので良いのですが、感想としては、
もっと伝え方に工夫の余地がある
ということです。
ボードゲームって何?みたいなお客様にも立ち止まっていただけ、「面白い!」というお言葉を頂戴できました。
ですが、ボードゲーム文化のない方には、面白いとは思っても実際に遊ぶイメージが湧かないとは思います。
遊ぶイメージがわかない、使うイメージがわかないものは、興味を持っても購入するかは微妙なのは私も同じ気持ちです。
面白いと思っても購入に至らないのはすごく自然なことです。
購入されなかったからthreeは面白くないと受け止められた、とは私たちは微塵も思っていません。
ですので、押し売りなようなことは一切せず、
「ボードゲームが好きなお友達にぜひ紹介してください」という言葉をつけてクロージングしておりました。
ただ、伝え方を工夫すれば、「ボードゲームなんて全くやったことないけどやってみようかな?」という気持ちにさせることができ、
そして購入へつなげることができ、
さらに言えば、ボードゲームという文化を広げる活動としても私たちHot Dogが一役買うことできるとも考えられます。
今回はその伝えるアイディアを持ち合わせていませんでしたが、
今後はボードゲームに興味がない人にどう伝えるか、ということを模索していきたいと思いました。
最後に
クリエイターズマーケットでお話しさせていただいた皆様、ありがとうございます。
購入していただいたお客様、ぜひご友人と遊んでみてください。最初のプレイはちょっと混乱するかもしれませんが、1度遊べばすぐに慣れます。まずは6点先取で遊んでみてください。
購入を検討いただいたお客様、amazonでも販売しております。軽めのゲームですので、アイスブレークの機会などにご活用いただけたら幸いです。
お話を聞いてくれたお客様、ボードゲームが好きなご友人にぜひ紹介してください。threeはボードゲーム好きなら「新しさ」を感じ取ってくれるはずです。
全てのお客様、デザインは何も見た目を整えることではありません。機能美が備わってこそのデザインです。物の見方が変わるデザインに興味を持っていただけたら幸いです。
今後もthree、イベントを通して、私たちのデザインを伝えていく活動をして参ります。