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特許の利用ガイドラインの制定を検討しています

先日プレスリリースを出したところ、思いのほか反響があって驚いています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000114994.html

ガイドライン

本特許を利用しやすくするよう、ガイドラインを制定しようと考えています。
以下のスケジュール感でガイドラインを制定していきます。

ガイドライン草案(2023.07)

2023年7月を目処に、ガイドラインの草案をこのWEBサイト上に掲載します。
皆様からの草案へのツッコミ等を踏まえつつ、草案の見直しをしていきます。

ガイドライン制定(2023.11)

2023年11月に、ガイドラインVer1.0をこのWEBサイト上に掲載します。
(2023.09に公開としていましたが、スケジュール変更しました。)

現段階での草案の草案


7月にガイドラインの草案を提示しますが、現段階での温度感、方針を先行して提示したいと思います。

「間口を広げながらも私たちHot Dogが損をしすぎない」という基本方針を持っており、それを踏まえると以下の2軸が浮かび上がります。

・個人および個人団体は、無料で利用できる。
・企業が営利目的で利用する場合は、別途お問い合わせいただく。

ゲームマーケットに出展している個人サークルのほとんどは無料+ノンクレジットで利用できる配慮をしていきます。イベント等での販売、ゲームショップへの委託販売、boothやボドゲーマ等での通販販売も許可していきます。

しかしながら、個人と企業という二軸ですっぱりと分断していいのかも悩ましいところです。

例えばクラウドファンディング等で外部から資金を調達する、ビジネス色の強い個人団体も目立ってきました。

広く流通させるために、作品のJANコードを取得している個人団体もいます。

メジャーパブリッシャーと出版契約をする個人クリエイターもたくさんいらっしゃることでしょう。

よって、個人団体であれば必ず無料で利用できるという着地ではなさそうですが、一般的な同人活動を行なっているサークルは広く利用できるような着地を目指していこうというのが、現段階での基本思想、草案の草案になっています。

本特許取得の目的


そもそも私たちがなぜ特許を取得しようと思ったのか、そういう背景も一緒にご案内しても良いかなと思いましたのでここに記します。

正直に申し上げて特許が認可されると思っていなかったというのが本音です。

自分たちが作った作品を社会的に評価してもらう1つの評価軸として特許が私たちの中に浮上し、チャレンジ企画として特許取得を目指したのがそもそものスタートでした。

threeの開発中にこのデザインにたどり着き、我ながらすごいアイデアだ!と思ったものの、それはあくまでも主観的な感想に過ぎません。

threeがたくさん売れれば商業的な評価が得られるかもしれませんが、消費者が分かりやすい美麗イラストもないthreeには、商業的に一般ウケする自信はありませんでした。

客観的に、社会的にこのアイデアは価値があるのかな?というところを確認したく特許取得に挑戦したというのが今回の特許出願の経緯です。

担当弁理士さまからも50%くらいの見込み、周りからも多分無理だろうと言われていたので、私たちも認可されて驚きました。(ゲームのルールは特許の範囲外、デザインは意匠で守る範囲なのでたしかにそう。チャレンジとしては高い買い物でした。)

他者の作品を攻撃するためではなく、自分の作品を公的に評価してもらうために取得したという経緯を、ここに同時に記しておきます。

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