MENU

ゲームマーケット2022秋の振り返り

ゲームマーケット2022秋、両日にHot Dogとして出展してきました。

ブースへお越しいただいた皆様、ありがとうございます。出展者の皆様、お疲れ様です。

ゲームマーケットには2回目の参加です。

前回に引き続き、ゲムマ振り返りとして記録を残しておきたいと思います。

11:00 開場

早期入場の方々はお目当てのブースが決まっている人たちです。

私たちHot Dogは興味は持たれないことは分かっていましたのでひっそりと座っていました。

と思っていたら、数名の方がわざわざ時間を割いてthreeをお買い求めにいらっしゃってくれました。

本当にありがとうございます。

急いで買っていただかなくても十分な量を持ってきてはいたのですが、

こういう早期の方々への配慮としても事前予約の仕組みは機能しているのかもしれませんね。

次回は事前予約を検討したいと思います。

12:00 一般開場

12時からが本番です。一般の方々が続々と入場です。

相変わらずHot Dogは無名サークルですので積極的に声がけを行いました。

(ちなみに、前回からこの1年でTwitterフォロワーが0から13人になりました!)

threeのデザインは具体的なイラストがないため、インパクトがありません。

threeを気になってくれた方々のほとんどは「これはなに?」という疑問からお越しいただいた方ばかりです。

ですがその分、デザインの機能性を理解してもらえた時のインパクトが大きく、

ご購入に至るコンバージョン率はとても高いように思えます。

13:00 英語にチャレンジ

低学歴Hot Dogは英語なんて出来ません。

ですがこの数ヶ月、英語での説明の練習を僕なりにしていました。

そして早速その機会が訪れるわけです。

「English speaker?」

「(き、きたー!)Yeah, can I show you presentation?」

きちんと練習したつもりが、本番となると文法はめちゃくちゃ。

ですが、threeのデザイン、ルールは理解してもらえて嬉しい限りです。

threeは賢いゲームと言われることが多々あります。

今回も海外の方にはクレバーなゲームとして言っていただけて、

私たちの価値観はオーバーシーなことを再確認できた気もします。

14:00 見回り

せっかくゲームマーケットに参加しているのですから、他のブースへの見学もしてきました。

ざっと見て回ると気が付くことがたくさんありました。

イラストしか視覚に入らない

これは仕方のないことだとは思いますが、初見ではゲームルールはさっぱりわかりません。

そんな中で結局目についてしまうのは、イラストでしかありません。

かわいいイラスト、かっこいいイラスト、自分好みなイラスト。

わかりやすいイラスト部分しかどうしても目に入らないのです。

こう考えてみると、threeは具体的な情報がないため、なかなか足を止めづらいゲームになっているなぁと感じます。

個人的にはシンプルなデザインのゲームシステムへの自信の現れのようなものを感じるため、僕は足を止めがちです。

ルール説明は聞いてられない

これは僕の理解力の問題でもあるのですが、ルール説明を聞いてもやっぱりわかりません。

そして正直、聞いてられません。

聞いているうちに頭がポーッとしてきて、「いつ終わるかな」という方が先行してしまいます。

ゲームのキモのようなもの、フックになるようなものを一発ドカンと説明していただけないと、興味を維持するのが難しいなという印象があります。

15:00 フックを変える

「何かお客様にとって引っかかるワードが必要だ」と見回り見学で得た気づきを活かして、

「特許出願中」という一文をブースに掲げることにしました。

こういう堅苦しいものはフックとして使いたくはなかったのですが、やはりビジネスマンの男性には刺さるところがあるようで、

何人かの方には特許をフックにお越しいただき、ご購入につながりました。

具体的なイラストがない分、threeはこういう違う切り口でのフックが必要だと感じています。

17:00 閉場

ゲムマ1日目が終わりました。

基本的には私たちは座らず接客することを決めていますので、一日中立ち尽くした体はもうクタクタです。

とはいえ、電車で帰るのもストレスだったため、自転車をレンタルして自転車で帰ることにしました。

18:00 打ち上げ

自転車で銀座まで向かい、銀座の文蔵さんで焼き鳥を頬張りました。

初めて入ったのですが、銀座なのに安くて激うまでした。

お通しが美味しいお店は当たりですね。

https://r.gnavi.co.jp/g135759/

21:00 帰宅

ご褒美にハーゲンダッツを食べて寝ようと思いコンビニに立ち寄ったのですが、

外国人の店員さんが誤ってハーゲンダッツを2回ピッとしたため、2個分を払ってしまいました。

「一個でいいですか?」と言われたので「そう、一個しかいらない」と伝えると、

店員さんは走ってハーゲンダッツをもう一個持ってきました。

どこから仕切り直していいかわからなくなったので2つ持って帰りました。

2日目 いろいろ

2日目とはいえ、1日目と比較して特に新しいことはないので雑記的に。

同人感のあるイラストが好き

言葉選びが難しいですが、なんというか、少し垢抜けない、野暮ったい同人感のあるデザインが好きです。

ゲムマを見て回ると、こんな価値観で見て回っている自分に気がつきました。

シンプルデザイン >>>> 同人感のあるデザイン >>>>>>>>>>商業感を感じるデザイン。

ゲームマーケットは元々は浅草で始まった同人イベントだと聞きます。

それが発展して今のような企業感、商業感のあるボードゲームが参入してくるようになりました。

これは確かに発展しているのかもしれませんが、何か大きなものを失っているようにも感じます。

手作りのような、好きが高じて作ってしまったような、一部の人にしか受け入れられないような

そういうゲームを、本来、ゲームマーケットは応援すべきな気もします。

「絵師さんにお金を払う余裕はないので自分たちで描いてます」とわざわざ言ってくださる方もいるのですが、

僕はむしろそれが正解だと思っています。

ボードゲームはイラスト雑貨ではないのですから。

ミニ版が受け入れられる

今回のゲムマではミニ版threeを持って行きました。

マッチ箱サイズで1/8まで縮小した小さなthreeです。説明書がないだけでゲーム内容は同じです。

ゲームマーケットではレギュラーサイズ1500円でも安いと言われるのですが、これは僕はゲムマ麻痺と呼んでいます。

ゲームというのは1,000円もすれば高いはずです。

昔UNOが1,000円しているのを見て驚愕した記憶があります。

一般的な感覚では1,000円でも高いのです。

もっと手に取りやすい金額感を目指そうとミニ版を作ったのがきっかけです。

本当はワンコインの500円にしたかったのですが、ロットの都合上、どうしても原価との折り合いがつかず、800円にしています。

特に若い女性にはミニthreeは好評で、かわいいと言っていただけています。

特典をつけるのは良い

今回のゲムマでは特典としてデザインノートPDFをお渡ししていました。

僕がそうなのですが、「んー後で買えるなら後で考えよう」となってしまうのです。

今この場で買う理由。それを1つでも付加してあげることで背中を押すことができるのではないかと考えました。

デザインノートは結構本格的に作り込んでいまして、読み物としてはそれなりに面白いと自負しています。

ご購入いただいた皆様、ぜひデザインノートもご一読くださいませ。

17:00 閉場

ゲムマ2日目も終了しました。

お隣でお世話になりました、根性論大好き委員会さまと記念撮影などを経て、撤収。

根性論大好き委員会さまは揃っていると言い張る神経衰弱などを販売しています。

お酒の席で大人数でわいわいやると楽しそうです。個人的にはイラストが好きです。

https://booth.pm/ja/items/3464070

最終打ち上げ

1日何も食べていなかったので、ガツンとくるものを求め、

池袋のホルモン焼肉「縁」へ。

ここも安くて激うまです。特にホルモンは叙々苑よりずっと美味しいです。

https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13053514/

これからのHot Dog

全く写真を撮らなかったので、文字ばかりの振り返り記事になってしまいました。

これからのHot Dogですが、特に新作の予定はありません。

あと半年ほどで特許の結果も出てくるはずです。

この特許の結果次第で、次の一手が決まるかなぁという印象です。

しかしながら目指すのはやはり世界です。

threeはユニバーサルデザインなゲームです。流行り廃りもありません。

そして世界初とも言えるデザインを持ち合わせています。

世界へ飛び立てる翼は小さくとも持っているはずです。

日本初のボードゲームとして世界に響かせられるよう、まずは日本という市場で知名度を向上させて行きたいと思います。

よかったらシェアしてね!