こんにちは。
本日は本当に雑談です。ただ書きたくなったので書きました。
学生時代、AC/DCというロックバンドがとにかく好きで、AC/DCに影響を受けまくった素人バンドなんかをやってました。
最近久しぶりにAC/DCを聴いていると、僕のゲーム感と非常にリンクしているように感じる場面があり、こんな記事を書きたくなりました。
AC/DCは日本では売れていませんが、海外ではめちゃくちゃ売れているバンドでして、
彼らの音楽性を一言で言えばアルゴリズムです。
今日はそんな話をさせていただきます。
– このブログについて –
ボードゲームを作っているサークル「Hot Dog」です。
色で突き刺すミステリアスなカードゲーム「three」、発売中です。
AC/DCは装飾をしない
AC/DCはとにかくシンプルです。
3コードくらいで構成されたリズムギターをもうとにかくループして曲を成立させています。
ドラムもドンタンドンタンのどシンプル8ビートで、フィルなんかも極力しません。
ベースに至っては、曲の最初から最後まで1音で構成されているんじゃないかってくらいシンプルです。
唯一動きのあるギターでさえも、アンプ直結のエフェクターなしみたいな、余計な音の加工すらしません。
とにかく装飾をせず、同じフレーズを繰り返して曲を成立させます。
これが実に、threeをはじめとする、僕の作品に影響を与えているような印象を受けました。
AC/DCはかわいい
AC/DCは日本ではヘヴィメタルとして扱われることが多いのですが、
僕はAC/DCがヘヴィメタルと思ったことは一度もなく、
むしろかわいいとさえ思っています。
例えばAC/DCの代表的な曲の1つ「High Voltage」、実にロックンロールで可愛くありませんか?
https://www.youtube.com/watch?v=dXIMHh4ZfhY
これも僕の感性を構成しているような気がして、
基本的に僕はクールで可愛いものが好きです。
わかりやすく可愛いのではなく、洗練されているんだけど何かちゃめっ気を感じる、遊び心を感じる、
そういう可愛さに個人的にグッとくる価値観が僕にはあります。
私たちの作品threeもシンプルなカードデザインではありますが、
クールさの中に可愛さを兼ね備えているカードデザインであると自負しています。
AC/DCは法則的
AC/DCの楽曲は基本的に同じフレーズの繰り返しで構成されています。
法則的であり、パズル的であり、アルゴリズム的だなぁと感じるところでもあります。
私たちの作品threeも、3すくみに1>2>3の矛盾を持たせることで3すくみのバランスを壊すことなく、
3すくみを高じることができる数学的な発見からスタートしました。
ただし派手さがある
しかしAC/DCは見た目が派手であります。
半ズボンルックで、ダックウォークしてステージを走り回る、実にパフォーマーという側面も持っています。
もし今の私たちの作品に欠けているものがあるとすれば、この派手さなのかもしれません。
しかし前述したように、作品本体に装飾はしたくないという意図もあります。
AC/DCのように、楽曲自体はシンプルに装飾をせず、パフォーマーとして派手さを出すにはどうしたらいいのか。
そういう課題も感じさせてくれた、AC/DCの再考でした。