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[音声ガイド付き]みんなに伝われ!ボドゲ好きがうなる「three」の魅力!

突然ですが、赤のカードと青のカード、どっちが強いと思いますか?

実はルールを知らなくてもなんとなくどちらが強いかわかるようになっています。答えは後ほど。

このカードにどんな秘密が・・・?

音声ガイド

このページをラジオ感覚で理解できる、音声ガイドを用意しています。
不慣れな収録でお聞き苦しい点もあると思いますが、聞きながらこのページをご覧いただけたらと思います。

ゲームマーケット2021秋で好評いただきました

私たちHot Dogはボードゲームの大イベント「ゲームマーケット」にてthreeを公開しました。

SNSフォロワー0人の全くの不人気、全くの無名サークルの初出展にもかかわらず、販売総数は180個。

4分に1個売れる計算であり、1.8万人の来場者からみると100人に1人が購入した計算になります。

この数字はもちろん大きな数字ではありません。大手のサークル様にとっては大した数ではないことでしょう。

ですが、前述した通り、私たちHot Dogは全くの無名サークルです。

SNSでの集客が必須とされているゲームマーケットでSNSフォロワー0人で臨んだ結果です。

前評判もなく、人気だから売れているということもなく、純粋にthreeを魅力的に感じてもらえたことの証だと自負しています。

初日で完売し、急遽再入荷となりました。

目利きのクリエイター様お墨付き

ゲームマーケットでは当然、目利きのボードゲーム好きが集まりますし、現役で活躍されているクリエイター様も多数いらっしゃいます。

嬉しいことに、現役のクリエイター様からたくさんの評価のお言葉をいただけました。

私たちHot Dogは初出展のため自分たちの作品にいまひとつ自信が持てませんでした。

こういった目利きのクリエイター様からのお言葉は本当に励みになり、自信につながりました。

では、現役のクリエイター様たちがthreeのどこに魅力を感じていただけたのか?

それが冒頭の赤のカードと青のカードの問題につながってきます。

3すくみを実現した突き刺すカードデザイン

カードデザイン、これがthreeの最大の魅力です。

一見なんの変哲もない、シンプルなカードデザインですよね。

赤色のカード、右上に黄色い模様。

実はこのカードデザインには大きな秘密が隠されています

もう一度冒頭の赤のカードと青のカードを見てみましょう。

もう一度質問しますが、赤のカードと青のカードどちらが強いでしょうか?

よーくみてください。

赤のカードが青のカードを突き刺していませんか?

赤の三角形が成立し、青のカードを侵食して突き刺す姿が視認できると思います。

赤のカードは青のカードを突き刺す。

つまり、視覚効果だけで赤のカードは青のカードより強いという情報が成立するのです。

これがthreeのカードの大きな魅力であり、カードデザインに隠された秘密です。

これの何が魅力なの?

これの何が魅力なのか、いまひとつわからない方もいらっしゃいますよね。

おそらく私自身も、初見ではこの魅力はわからなかったと思います。

そういう意味でも、初見で魅力を感じ取ってしまう現役クリエイターの方はお目が高いなぁと思います。

(お前が言うな感、ちょっと手前味噌感があっておこがましい表現ですが、本当にそう思ってしまいます。)

世界初(?)3すくみをカードデザインだけで成立

threeのカードは赤、青、黄の3色であり、それぞれがグーチョキパーのような関係性を持っています。

グーチョキパーのような関係を3すくみと言うのですが、この3すくみは数字では表現できないため、

歴史や文化の中で数々のモチーフが誕生してきました。

例えば、グーチョキパーであれば、石とハサミと紙ですね。

某有名モンスターゲームであれば、火と水と草など。

3すくみは性質上、最強が生まれづらいゲームメカニクスのため、数々のゲームに利用されてきました。

しかし3すくみには問題があります。それは直感的に伝わるモチーフが必要ということでした。

例えば、水と風というモチーフがあった場合、どちらが強いか直感的わかりづらいと思います。

火と水はまだわかりますが、草が入ってくるとちょっと納得できない人も多いのではないでしょうか?

実は、3すくみが直感的に伝わるモチーフというのはほとんどないのです。

結局、グーチョキパーほど伝わるモチーフはありません。そのため多くのゲームがジャンケンモチーフを採用してきました。

ですが、グーチョキパーにしてしまうと、子供っぽく、非常にチープな印象を与えてしまいますし、4つ目の手が作れません。

もっといえば、グーチョキパーですらも国や文化によっては伝わらないという問題も抱えています。

しかし、

threeのカードデザインはモチーフを使用せず、突き刺すカードデザインだけで3すくみを成立させています。

国や文化の壁もありません。

3すくみを世界で初めてモチーフなしでカードデザインだけで成立させたといっても過言ではないのです。

突き刺す3すくみを表現したシンボル

美しいシンプルさ

3すくみのモチーフがないため、カードに積載するイラスト量がごっそり消えました。

それにより、シンプルで美しいカードデザインが成立しています。

また、カードを向かい合わせたときのみ表現される突き刺すデザインは、

ミステリアスで伏線的であり、機能美と装飾美を兼ね備えています。

世界一美しいカードデザインといっても良いのではないでしょうか?(さすがにこれは親バカの発想ですね、すみません)

気持ちの良いカード演出

デジタルゲームであれば、勝利時には気持ちの良い演出が入り、バトルを盛り上げてくれます。

アナログゲームでは、こういった演出は難しく、脳内で戦っている様をイメージすることで演出を補ってきました。

threeのカードデザインは「突き刺す」というカード演出により、勝利時の気持ちよさを増大させます。

気持ちよさはゲームにおける最重要要素です。

この気持ちよさを物的なカードで演出できるのもthreeのカードデザインの魅力の一つと言えます。

突き刺したことが瞬間的に理解でき気持ちよさにつながります。

特許を出願中

3すくみをモチーフなしで表現するこのカードデザイン、実は特許を出願中です。(特願2021-176368)

出願中であり実際に特許が取得できたわけではありませんし、

ボードゲームは特許が取りづらいと言われているジャンルでもありますので強く主張できるわけではありませんが

もし特許が取得できればこのカードデザインは私たちが許可したゲームにしか使用できないよう法的に守られることになります。

他のゲームには真似できない、私たちの独自のデザイン技術となります。

追記:2022年12月、特許庁より認可され、特許権を取得いたしました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000114994.html

数字が生み出す新しいゲームシステム

threeのカードデザインについて魅力が伝わったでしょうか?

しかしみなさん思われたのではないでしょうか?

カードデザインはわかったけど、どうせゲームの中身はジャンケンなんでしょ?と。

そんなことはありません。

threeは確かにジャンケンのような3すくみをベースにしていますが、ただのジャンケンではございません。

今まで全く触れてきませんでしたが、カードデザインの中に3という数字が記載されています。

この数字がなんの役割を持つのか気になった方もいらっしゃるでしょう。

この数字がゲームシステムに2つの意味を持ち、そしてゲームを面白くします。

数字 = 勝ち点

まずは1つ目の意味。勝ち点です。

自分が出したカードが勝利した時、自分のカードに書かれた数を勝ち点、得点として扱います。

例えばこの場合、赤のカードが青のカードを突き刺し、赤のカードを出したプレイヤーが3点の勝ち点を得ます。

threeでは数字は1から3。3が最大の数字です。

そしてさらに、threeでは勝ち点が3を超えたプレイヤーの勝利となるので、

3のカードを突き刺せば一発KO、一発逆転となります。

凄まじい破壊力です。

3のカードで突き刺したときの気持ちよさは計り知れません。

3すくみのジャンケンに攻撃力がついた。そう考えていただければ良いでしょう。

数字に書かれた数は勝ち点となる。これが数字を持つ1つの意味です。

矛盾が生み出すゲームメカニクス

数字が持つ2つ目の意味。それは、あいこのときに作用します。

さて、この二つのカードどちらが勝ったでしょうか?

どちらのカードも赤色であり、どちらも突き刺していません。

ジャンケンであればここで「あいこで、しょ」が続く場面でもあります。

ですが、threeでは勝ち負けがあります。

この場合、小さい方の数が勝ちます。

つまり3に対して2の方が小さいので、2のカードの勝ちとなり、2のカードを出したプレイヤーが2点を獲得します。

1 > 2 > 3の力関係。数字の矛盾が生まれます。

なぜこのような矛盾をルールにしたか?きちんと意味があります。

この数字の矛盾を採用することで、

数字が小さいカードは勝ちやすいが、勝ち点が低い。

数字が大きいカードは勝ちづらいが、勝ち点が高い。

こういったリスク&リターンのメカニズムが働きます。

1のカードはローリスク・ローリターン。

3のカードはハイリスク・ハイリターン。

ゲームルールを面白くする、リスク&リターンのバランスを保つことができます。

基本ルールをまとめたシンボル。

突き刺すか、同じ色で小さい数字を出すか。

3は最も大きい数ですので、突き刺す以外に勝ち方は存在しません。

小さい数字は守りの戦略。

大きい数字は攻めの戦略。

数字の矛盾は、全てのカードが強くて弱いという、ミステリアスな矛盾の世界を持たせることができます。

これがthreeが持つ、ゲームメカニクスとしての側面の美しさです。

※色も数字も同じ場合は、どちらも勝ち点を得ることはできません。

心理戦へと発展する公開された手札

threeがカードデザインだけではなく、ゲームシステムにも魅力があることが伝わったでしょうか?

ですが、まだまだあります。

threeはもう一つ特殊なルールがあります。

それは手札が公開されていることです。

3枚の手札を公開

プレイヤーは自分の3枚の手札から1枚選んで戦わせます。

threeは手札を3枚公開し、お互いに見える状態にします。

お互いにどのカードを出してくるか3択です。

この公開ルールが、相手がどのカードで勝負してくるのかを見極める心理戦へと発展します。

相手の黄の3がこわい・・・。青の2を出せば防げる・・・。けれど相手にも青の2があり無効試合になるかもしれない。では赤の3で攻撃か?いやいや黄の3を出してきたらどうする。ここは手堅く青の2か。いやこれは読まれている。赤の3だ。いやでも黄の3がこわい・・・。お?よく見ると相手は青の2を出したら次は黄が3枚になってしまうかもしれない。ということは青の2は出しづらいはず。ということは青の2は出ない!うん?ということは案外黄の2を出すという手も・・・?

こんな思考のループ、思考の沼にはまって決められません。

threeは3枚のカードから1枚選ぶだけのゲームなのですが、その1枚を選ぶのにめちゃくちゃ悩むんです。

時間制限はありません。1枚を選ぶのにたっぷり時間をかけて悩み抜いてください。

(おっと、くれぐれも相手の数字の3カードには御用心・・・)

60秒で終わるインストで友達を誘いやすい

threeは見た目もルールもシンプル。この魅力が伝わったでしょうか?

  • 手札を3枚公開し、1枚選んで戦う。
  • 突き刺せば勝ち点を得る。
  • 突き刺せなければ数字が小さい方が勝ち点を得る。

たったこれだけのルールでthreeは遊ぶことができます。

はじめてthreeを遊ぶお友達に説明するときも、たったこれだけのルールを教えるだけですぐに遊ぶことができます。

しかも、イラストを使ったクイックスタート説明書も付属しています。

イラストを交えて説明できるので、インストがとてもスムーズに進行します。

文字のないイラスト説明書

お友達を誘う際に、複雑なルールを説明するインストは少々盛り下がるものです。

threeはこのインストが一瞬で終わるため、お友達にも勧めやすい性質を持っています。

また、1〜5分程度で決着がつくゲームのため、

ボドゲ会などでの最初のアイスブレーク、場を温めるのにもお勧めしています。

また、子供でも理解できる上、言葉も必要ないので海外の方でも遊びやすいように配慮しています。

※クイックスタートの他、詳細な日英の説明書も付属しています。
 また、このWEBサイトでプレイ動画などを交えて詳しい遊び方を解説しています。

お部屋にも馴染むシンプルパッケージ

threeのパッケージはマット加工で高級感を演出しました。

お部屋にも馴染むよう、コンパクトに清潔感あるパッケージです。

シンプルでかわいいと、特に女性からの評判が良いパッケージです。

threeのデメリット

threeの良い面ばかりを書いてきましたが、デメリットももちろんあります。

まずは2人専用のゲームだということです。

大人数でのボドゲ会などでは少しお役に立ちづらいかもしれません。

ですが、前述した通り、ボドゲ会を温める最初のアイスブレークとして利用していただけたら良いなと思っています。

もう一つは運要素が含まれているということです。

デッキは各プレイヤー9枚だけです。ドローした手札によっては圧倒的な有利、不利も生まれる可能性があります。

ですが、最強が生まれづらいthreeのゲームシステムはそこまで強くは影響しませんし、

運要素はビギナーズラックを生み出し、これもまた初めてプレイするお友達を誘う理由にもなると考えています。

プレイ時間が短いこともデメリットとして捉える方もいるかもしれません。

threeは3点を取ったら勝ちという、ゴールを極限まで下げています。

これは私たちHot Dogがあえて仕組んだものでもあります。1発KOを可にして1ゲームを短くすることで、繰り返し遊びやすくした意図があります。

この点数は決めの問題です。お好みで4点、6点でも成立します。

ルールがシンプルすぎるというご意見もあるかもしれません。

私たちHot Dogはなくても成立するものは省く思想を持っており、ゲームが成立するまで極限まで省いた結果でもあります。

シンプルな分、ローカルルールの入る余地もあります。

ぜひ面白いローカルルールを開発してシェアしてくださいね!

threeのご購入方法

いかがでしたでしょうか?threeの魅力は伝わったでしょうか?

これをご覧のみなさまに突き刺さるゲームになれば幸いです。

店舗販売はイエローサブマリン様の各店舗、ネット通販はボドゲーマ様に販売委託しております。

(12/20追記。amazonでの販売を開始しました。)

three / スリー

3枚から1枚選ぶだけのシンプルな、理屈では割り切れない心理対戦ゲーム。

希望小売価格 1,870円

音声ガイドのBGMはComfy Night by Flehmann からお借りしています。
https://dova-s.jp/bgm/play15393.html